◆NBA プレーイン・トーナメント レイカーズ―ペリカンズ(16日、米ルイジアナ州ニューオーリンズ=スムージー・キング・センター)  

  プレーオフ(PO)進出を懸けた1発勝負のプレーイントーナメントが行われ、西カンファレンス8位のレイカーズが、同7位のペリカンズに110―106で競り勝ち、PO第7シード入りを決めた。

 レイカーズの八村塁は先発出場。約32分43秒プレーし、13得点、1リバウンド、1スチールをマークした。この日は得意のミドルシュートで初得点すると、第2クオーター(Q)にはトップの位置からスリーポイント(3P)を成功。第3Qにも3P、そしてゴール下でフェイントを使ってうまくシュートを決めるなど、2ケタ得点を挙げた。フィールドゴール成功率は83・3%(6本中5本)、3Pは100%(2本中2本)だった。

 4戦先勝方式のPOは日本時間21日から始まり、レイカーズは1回戦で昨季王者ナゲッツと戦う。両者は昨季POの西カンファレンス決勝で対決し、ナゲッツが4連勝で制した。

 NBA5シーズン目の八村は今季、レギュラーシーズン自己最多68試合に出場し、39試合で先発。計923得点、3Pは98本成功といずれも自己最多を記録した。今季新設のインシーズン・トーナメント決勝ではペイサーズに勝利し、日本人初となる“NBAタイトル”を獲得。2月14日のジャズ戦では、キャリアハイの36得点を挙げた。

 3月26日のバックス戦では、16得点、自己最多14リバウンドで今季初の“ダブルダブル”を記録。次戦のグリズリーズ戦では、自己最多7本の3P成功含む32得点、10リバウンドと2戦連続“ダブルダブル”をマークした。

 4月9日のウォリアーズ戦では、通算3500点を達成。アジア人では、ロケッツに所属したヤオ・ミン(姚明)以来、史上2人目の快挙。再び新たな歴史を刻んだ。