18日の阪神戦(甲子園)に先発する巨人・菅野智之投手(34)が、相手先発・西勇との“師弟対決”で投げ勝つ決意を示した。17日は敵地でキャッチボールなどを行い最終調整。今季3勝目へ「投手戦になると思うので、しっかり投げ負けないように辛抱強く投げたいです」と表情を引き締めた。

 1学年下の西勇とは、19年1月まで4年連続で合同自主トレを行っていた仲。投げ合うのは21年10月13日(東京D)以来2年半ぶりで、過去の対戦は3度あり、菅野の1勝0敗だ。西勇について「去年の後半ぐらいからすごくいいピッチングをしている。前回(11日・広島戦で8回無失点)もすごくいいピッチングをしていた」と分析。だからこそ、言葉通り辛抱強く投げ切る思いだ。

 今季はここまで開幕から2戦2勝。13イニング無失点で防御率0・00とロケットスタートを切っている。「相手が誰でもやることは変わらない。足が速い打者が多いので、無駄な出塁とか四球とか、そういうのを気をつけたいです」とテーマを掲げた。チームを力強くけん引する投手最年長右腕。聖地でも背番号18にふさわしい投球を存分に披露する。