◆東都大学野球春季リーグ戦第2週第2日▽中大6―0国学院大(17日・神宮)

 最近5年で3度のリーグ制覇を果たしている国学院大が、まさかの開幕4連敗だ。うち3試合が完封負けで、36イニングでわずか2得点と精彩を欠く戦いが続いている。

 この日の中大2回戦は、先発の当山渚投手(3年=沖縄尚学)が2回途中4失点で早々と降板。打線は中大が繰り出した4投手に対し、4安打無得点に終わった。

 当山は開幕週の青学大2回戦にも先発。敗戦投手になったものの、6回3分の1を失点1、自責点0と好投していた。鳥山泰孝監督(48)は「なんとか先制点をと思っていた。それまではバッテリーに踏ん張ってもらいたかったが、思うようにいかなかった。当山はボール切れ、コントロールのどちらも本来のものではなかった」と残念そうに振り返った。

 来週はリーグ戦が休みで、次の試合は29日からの亜大戦になる。「打撃については、時間をかけて分析していきます」と指揮官。主将の土山翔生内野手(4年=岡山理大付)は「とにかくポジティブに考えていきたい。自分たちの力を発揮すれば、必ず勝てる試合も多くなってくると思うし、1勝すれば流れに乗れると思う。まずは1勝できるように、最善の準備をして臨みたい」と前を向いた。