◆パ・リーグ 楽天0―5オリックス(17日・楽天モバイル)

 オリックスは投打がかみ合い、完封勝ちを収めた。

 打の主役は頓宮だ。2回1死から左越えの2号ソロを放つと、2点リードの7回2死満塁では右翼線へ3点三塁打。試合の大勢を決めた。

 一時は打率4分5厘まで沈んだ昨季の首位打者だが、13日の日本ハム戦(京セラD)で今季初アーチ含む2安打を放ってトンネルを脱出。先発出場では3戦連続マルチ安打を本調子を取り戻しつつある。昨年は0本塁打だったものの、22年には自身11本塁打中6本を放り込んだ楽天モバイルで“仙台男”ぶりを発揮した。

 投げては先発のエスピノーザが7回5安打無失点の快投でリーグトップの3勝目を挙げた。150キロ超の直球と落差の大きいカーブ、ツーシームなどを操り、テンポのいい投球を見せた。来日初登板から3戦3勝は、球団では90年のシュルジー以来34年ぶり、2人目の快挙となった。