◆JERAセ・リーグ 中日2―0ヤクルト(17日・バンテリンドーム)

 ヤクルトは接戦を落とし2連敗。先発・小沢怜史投手が5回まで無失点の好投だったが、6回に四球と連打で痛恨の2失点を喫した。

 0―0の6回2死。中田を四球で歩かせ、続く細川に初球のフォークを捉えられた。左翼フェンス直撃の二塁打を浴びて二、三塁とピンチが広がった。

 ここで16日の同戦で猛打賞のカリステと対峙(たいじ)した。またも初球、135キロの直球が高く浮いた。打率3割超の助っ人の放った打球は三塁線を抜ける2点打となった。

 高津臣吾監督は「中田の一発を警戒しての四球は想定内というか気持ちはわかる。その後の打者3人で1つアウトを取ればいいわけで」とした上で、バッテリーの攻め方について言及。「(中田の次の)2人の打者に2球で点を取られているようでは…。明らかにこちらの指導不足。ピンチで強打者を迎えた時にピッチングの仕方、球数かけてボール球を振らせてということができていなかった。しかも外国人(カリステ)に対しても真っすぐ、ストライクで入る。そこは教えていかないといけない」と振り返り、厳しい表情を浮かべた。

 一塁も空いた場面で不注意と言われても仕方がなかった。「打たれた球が球だけに悔いが残りますね。そこまで頑張っていただけに。外国人ということを考えたら積極的に初球からスイングしてくる打者。ちょっと違った方法があったかなと思います。これは結果論になるので、この場面になったら、こうだよというのをこちらが教えてあげないといけない」と話した。