◆YBCルヴァン杯 ▽1次ラウンド2回戦 大宮0―2名古屋(17日・NACK5)

 J1勢が登場して2回戦11試合が行われ、名古屋は大宮を2―0で下した。FWパトリックが移籍後の公式戦初ゴールを含む2得点の活躍。長谷川健太監督は、22歳のMF榊原杏太や23歳のFW倍井謙ら若手を積極起用し「若い選手がしっかりとプレーをしてくれて、2回戦を突破できたというのはとても大きいな結果」とうなずいた。

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 若手とベテランの融合で勝利を呼び込んだ。決めたのは36歳のパトリックだ。前半アディショナルタイムの右CK。13歳下のFW倍井が蹴り込んだボールに頭で合わせて、貴重な先制ゴールを奪った。「今週はヘディングを30回、40回と練習したからね。今日は頭で決められた。練習でやれば試合でも結果を残すことができる」猛特訓の成果で結果を出すことは、若手へのお手本となる。「自信を付けるという意味でも試合の前から若手に話をしていた。それを見せることができたかな」と胸を張った。

 チームはリーグ戦で3連敗スタートだったが、その後は公式戦5勝1分けと上昇気流だ。プロ野球では中日がこの日も快勝でセ・リーグの首位をキープしている。地元の愛知に、プロスポーツ界から久々に明るい話題を提供できそうだ。