◆米大リーグ ドジャース0―2ナショナルズ(17日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が17日(日本時間18日)、本拠地ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。今季3度目の3安打猛打賞で打率3割6分となったが、5試合連続ノーアーチで松井秀喜氏(ヤンキースなど)を超える日本人歴代単独トップの米通算176号はまたしてもお預けとなった。

 初回1死の第1打席は初対戦の右腕・アービンから右前安打で4試合連続安打をマーク。17試合連続出塁とした。3回1死の第2打席は左飛。6回先頭の第3打席は最後は右手一本で低めのカーブを拾い、右前安打で2試合連続マルチ安打とすると、8回2死では剛腕ハービーの98・6マイル(約159キロ)直球をセンター前にはじき返した。2試合ぶりの4盗塁目も決めるなど、今季初の完封負けを喫したドジャース打線の中で気を吐いた。

 米国国歌などのピアノ生演奏のため「X JAPAN」のYOSHIKIが当地を初訪問した16日(同17日)の同戦では5打数2安打で4試合ぶりのマルチ安打。16試合連続出塁とした一方、2〜4打席目はいずれも得点圏で初球凡退。同打率は19打数1安打の5分3厘まで低下した。ロバーツ監督はこの日の試合前、「彼はアグレッシブな打者だが、アグレッシブさを抑える時には抑えられる打者だと思うので、これからどうなるか見てみよう」と話していた。

 この日の4打席で初球を振ったのは第2打席の一度だけ。状態は決して悪くないだけに、歴史的なアーチも近いうちに出るはずだ。