女子プロゴルフツアーのフジサンケイレディスは19日から3日間、静岡・川奈ホテルGC(6494ヤード、パー71)で行われる。開幕前日の18日、プロアマ戦が行われ、今季1勝でポイントランク2位の小祝さくら(ニトリ)が難関の17番パー3でホールインワンを達成した。

 打ち上げで、グリーンの左右に深い崖がある17番パー3は、日本有数のシーサイドコースの中でも名物の難関ホール。大会期間中は達成者全員に600万円の特別賞金が贈られる。この日のプロアマ戦で、小祝が実測154ヤードを6アイアンでホールインワンを決めた。「今まで右にも左にも(崖下に)落としたことがあります。難しいホールですが(きょうのホールインワンで)ああいうふうに打てば入るんだな、と思えた。明日もこういう感じでプレーしたいです」と、にこやかに話した。

 これまでホールインワンはツアーで1回(2018年のKKT杯バンテリンレディス第1日)。「プライベートを含めれば、ホールインワンは3回目だと思います。あまり、覚えていません」。アマチュアゴルファーなら大快挙にも、ツアー屈指のショットメーカーの小祝は、さらりと話した。

 3月のヤマハレディース葛城で、節目のツアー10勝目を挙げた。2018年から年間ランク10位以内をキープしており、今季も前週までポイントランク2位と好調。今週の15日に26歳の誕生日を迎えた小祝は、バースデーウイークで主役になる可能性は大きい。