ソフトバンクホークスは19日、名物イベント「鷹の祭典」の名称を「鷹祭 SUMMER BOOST(たかさいサマーブースト)」に改めて今夏に開催すると、福岡市内の商業施設「キャナルシティ博多」で発表した。お披露目には又吉克樹投手、大津亮介投手が参加し、ものまねタレント・原口あきまさがMC、DJダイノジことお笑いコンビ・ダイノジの2人がDJとして“ブースト”した。

 名称変更は2006年のイベント開始以来初めて。7月26日からのオリックス3連戦、8月2日からの日本ハム3連戦(いずれもペイペイD)でファンにユニホームが配布される。

 又吉と大津は、ダイノジ・大地洋輔が足を負傷したところ、スタッフジャンパーにマスク姿で“救急隊員”に扮(ふん)して登場。大地に肩を貸しながら舞台裏にハケると、鷹祭ユニホームで再登場するというミニコントで会場を湧かせた。

 昨季の「祭典」で身につけたエメラルドカラーから打って変わった「レボリューションイエロー」の新しい戦闘服。又吉は「ユニホームの下のここ(パンツのサイドライン)の黄色を拾ってる。ホーム(ユニ)と言われてもおかしくない」。ファッションセンスに自信のある人しか用いてはいけないとされる「色を拾う」の表現で、さすがのオシャレ番長ぶりを見せつけた。

 しかも又吉は「これで連勝すれば多分、来年もまた同じ(ユニホームを採用するはず)」と昨季は1勝8敗で“災展”とまで言われた「祭典」のエメラルドカラーがフラッシュバックするような自虐ネタも披露。さらに「大津が先発してる時は(完投すると信じてブルペンに行かず)ユニホーム脱いでベンチで待ってます」と畳みかけた。

 すると原口が「そんなん言うてたら、こないだのオスナみたいになるぞ!」と2点リードの11回2死無走者から追いつかれた17日の日本ハム戦(エスコン)を喚起させる悪夢のイジり。それには又吉が「やめとけやめとけ!」と的確が過ぎるツッコミで、オシャレ+ボケ+ツッコミの三刀流の刃を抜いていた。

 鷹投2選手は、発表会でDJダイノジらとともにCreepy Nutsの「Bling―Bang―Bang―Born」に合わせてノリノリのBBBBダンスも見せていた。