元日本代表主将・長谷部誠(40)=フランクフルト=の現役引退発表を受け、日本人で初めてドイツ1部でプレーした奥寺康彦氏(72)=横浜FCシニアアドバイザー=が18日、電話取材に応じた。

 奥寺氏は長谷部がドイツ語を流ちょうに使いこなすことに着目。「気配りなど向こうの人が苦手な、チームを調和させるという日本人の良さを発揮してきた」と長年の活躍の背景を分析した。

 そして「これだけ言葉ができ、レベルの高いサッカーに長年触れた人はいない」と17シーズンをドイツで戦い続けたという実績を指摘。最先端の戦術に触れ続けてきており「まだ若いし経験を積んで。いつか代表や日本のクラブで監督をしてもらいたい。どんなサッカーをするか楽しみだね」と“長谷部ジャパン”の誕生を夢見ていた。