◆JERAセ・リーグ 阪神7―0中日(19日・甲子園)

 阪神が今季最多タイの7得点をマークし、今季初の4連勝でついに貯金生活に転じた。投手陣も無失点でバトンをつなぎ、4度目の完封勝利となった。

 2回1死満塁で木浪の右前適時打、青柳の右犠飛でゲームの主導権を握ると3回には森下が豪快な一発だ。1死から左越え4号ソロを放ち、球団ワーストタイの10試合連続2得点以下の負の連鎖を断ち切った。

 4回には近本の右前適時打、5回は大山がバックスクリーンに運び、開幕75打席目にして待望の今季1号。4イニング連続得点で何度も満員の甲子園を沸かせた。8回にも中野の左越え2点二塁打でダメを押した。

 2年連続の開幕投手を務めた青柳は6回6安打無失点で今季初勝利を挙げた。2回1死二、三塁のピンチをしのぐなど、低めに制球して粘り強くスコアボードにゼロを並べた。7点リードの9回には期待の2年目左腕・門別が昇格即リリーフで登板して、ポテンシャルの高さを見せつけた。