◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 ▽1次リーグB組最終戦 日本0―1韓国(22日・ドーハ)

 【ドーハ(カタール) 22日=後藤亮太】8大会連続五輪出場を目指すU―23日本代表は1次リーグ最終戦で韓国代表に0―1で敗れ、2位通過となった。

 昨年の杭州アジア大会決勝、3月の大学日韓定期戦で得点を挙げた“韓国キラー”FW内野航太郎(筑波大)は満を持して今大会初先発したが、無得点に終わった。前半から果敢にDFラインの裏に抜け出すも、味方と意思疎通を欠きチャンスには結びつかず。後半26分にはMF松木玖生(FC東京)からのスルーパスに抜け出したが、相手GKの飛び出しにより阻まれた。

 周囲と息が合わなかった点に関して「自分のタイミングが早いとかもありましたけど、チームとしてそこのスペースを狙うという共通認識ができていなかった。自分がコミュニケーションでボールを引き出すことができなかった」と内野航。連携不足に反省の言葉を並べた。

 初戦の中国戦は細谷真大(柏)、2戦目のUAE戦は藤尾翔太(町田)がスタメンだったが、1次リーグ3試合でFW陣は不発。カタールとの準々決勝では奮起が求められる。内野航も「この試合で長い時間出て得点が生まれなかったのは自分の反省点でもあるし、収穫はなかったと思っているので。次チャンスがもらえるか分からないけど、もっと必死に走ってゴールに執着しないといけない」と巻き返しを誓った。