◆米大リーグ ナショナルズ2―11ドジャース(24日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。二塁打3本で5試合ぶり今季4度目の猛打賞をマークするなど、6打数3安打2打点だった。全米トップの打率は3割7分1厘に上昇。ドジャースは3連勝で首位をキープした。

 3二塁打はMLB7年目で初。3長打は8日(同9日)のツインズ戦での2二塁打&3号ソロ以来、今季2度目だった。

 3戦連続アーチこそなかったが、前夜のドジャース史上最速弾から続く活躍にD・ロバーツ監督(51)はあらためて感心。「彼は特別枠だ。今日の試合前にも話したが、彼の打球速度の平均をみたら、彼だけが別枠になるだろう。打球があがると別物になる」。第1打席の右中間二塁打の打球速度は115・6マイル(約186キロ)。あっという間に外野フェンスに到達した。

 沖縄・那覇生まれのロバーツ監督のドジャースでの通算本塁打は7本(キャリア通算23本)。大谷に1本差に迫られており、この日3本目の二塁打があと数メートル飛んでいれば、並ばれる可能性もあった。「入らないでくれと願ったよと彼に(冗談で)言ったんだ。記録が抜かれずに、もう1日生き延びられる(笑)」と大勝での3連勝にご機嫌だった。