伏竜Sを勝ち、「Japan Road to the Kentucky Derby」のポイントで1位となり、ケンタッキーダービー・G1(5月4日、ダート2000メートル)に駒を進めるテーオーパスワード(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎、父コパノリッキー)が26日、現地時間午前4時45分(日本時間午後5時45分)に、決戦の地、チャーチルダウンズ競馬場に到着した。

 同馬は23日に成田国際空港からシカゴ・オヘア国際空港に向けて出発。シカゴで検疫を受けたのち、25日に馬運車でチャーチルダウンズ競馬場に向かっていた。今後は滞在して、本番に向けて調整される。帯同した僚馬で3日のアリシバS・G2(ダート1700メートル)に出走するテーオーサンドニ(牡5歳、父キタサンブラック)も一緒に到着した。

 高柳大輔厩舎・友道助手「2頭とも飛行機に乗るのも、これだけの長距離輸送も初めてでしたので心配していましたが、2頭で来ていたこともあり、比較的落ち着いてここまで輸送することができました。シカゴでの検疫時間が長かったため、少し体が減っていましたが、日本での輸送競馬の時と比べても、さほど変わりはないです。競馬までまだ1週間あるので、調教の負荷とえさの量を考えながら、体も戻して調整していきたいです。こちらに到着してからも補液もしていただいたので、今日はゆっくり休ませて、明日から軽めに乗る予定です。追い切りはすでに日本で1回終わらせているので、来週軽めに追い切ることを考えています。メニューについては、明日明後日に乗って、その様子次第で決めたいと思います」