◆WEリーグ第17節 三菱重工浦和2―0サンフレッチェ広島レジーナ(27日・浦和駒場スタジアム)

 三菱重工浦和のなでしこジャパンMF清家貴子(27)のWEリーグ連続試合得点が「10」でストップした。

 21日の敵地・マイナビ仙台戦で日本のプロサッカーリーグで男女を通じて新記録となる10試合連続ゴールをマーク。この日は右MFでフル出場し、後半21分の右足シュートは相手GKにセーブされた。前半は右足、後半は左手を痛める場面もあった中、最後までゴールを奪えなかった。

 清家は1月7日の大宮アルディージャVENTUS戦以来、11戦ぶりの無得点。海外では、FWレバンドフスキ(バイエルン)が2019年にドイツ1部で11戦連続ゴールを決めているが、偉大な記録に並ぶ一発はならなかった。

 試合は前半14分、MF栗島朱里の右クロスをMF伊藤美紀がヘディングで決めて先制。同25分には左クロスを相手GKがはじいたこぼれ球をDF遠藤優がゴール前で倒れ込みながら押し込み、追加点を決めた。

 チームは3月10日のC大阪戦(4〇0)戦から10連勝。浦和が22―23年に樹立したWEリーグ最長記録の9連勝を更新し、新記録を達成した。