◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(30日・米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が30日(日本時間5月1日)、敵地Dバックス戦に「2番・DH」で先発出場。1点リードの7回2死の第4打席は右腕・トンプソンの前に空振り三振だった。1試合3三振は今季32試合目で初めて。

 初回1死の第1打席で2試合連続安打となる中前打を放ったが、4回先頭の第2打席は見逃し三振。1点を追う5回1死満塁で迎えた第3打席は4番手左腕・マンティプライの暴投でまずは同点に。1―1の1死二、三塁と場面は変わったが、空振り三振に倒れた。得点圏打率は1割8分9厘(37打数7安打)となっていた。

 試合前には超珍事が発生した。屋根が開閉式のドーム球場、チェースフィールドでは29日(同30日)の今カード初戦に続いて屋根を開けての試合の準備を始めていた。しかし、試合前からバックネット最上部などに蜂が大量に飛来。あっという間に“蜂の巣”のような状態になった。一部の観客が避難するなど球場は大騒ぎだったが、急きょ球場まで駆けつけた蜂駆除のプロ、マット・ヒルトンさんが見事に蜂を吸い取り、1時間55分遅れで試合開始となった。

 大谷はここまで31試合で打率3割4分1厘、7本塁打、19打点。4月までの7本塁打は44発で日本人で初めて本塁打王を獲得した昨季と同じ。今月は29日(同30日)終了時点で月間36安打と、昨年6月にマークした自己最多の41安打にも迫る勢いでヒットを量産している。