◆第36回かしわ記念・交流G1(5月1日、船橋競馬場・ダート1600メートル、不良)

 G1に格上げされて20回目となるマイル戦は4歳以上の13頭(JRA6、南関東7)によって争われ、6番人気で川須栄彦騎手が手綱を執ったJRAのシャマル(牡6歳、栗東・松下武士厩舎、父スマートファルコン)が逃げ切って、G1初制覇を飾った。重賞は前走の黒船賞・交流G3に続く6勝目。デビュー15年目の川須栄彦騎手は初のビッグタイトル獲得となった。勝ちタイムは1分39秒0。

 2馬身半差の2着は追い込んだ5番人気のタガノビューティー(石橋脩騎手)、3着は3番人気のペプチドナイル(藤岡佑介騎手)だった。

 松下調教師(シャマル=1着)「(雨が降って)天が味方してくれた。きょうのレースを見て逃げが決まっていたし、一番早いと思っていたので、行ってもらおうと。(2走前の)かきつばた記念後より、(前走の)黒船賞のあとのほうがダメージが少なかったので、仕上げはしやすかった。状態次第だが、次走はさきたま杯・交流G1(6月19日、浦和)を考えている」