巨人は今季3人の捕手(大城卓三、小林誠司、岸田行倫)を起用。

 先発試合数の勝敗は(〈〉内数字は引き分け)

捕手先発 勝 ― 敗 勝率

大城14=6 ― 8・429

小林 8=5〈2〉1・833

岸田 7=2〈1〉4・333

 大城卓がスタメンマスクは最も多いが、小林が昨年の2試合から、今年は序盤とはいえ、8試合に起用され、高勝率だ。

 先発試合の打撃をみると、捕手の本塁打はゼロ。大城卓は、打率・200(2打点)と打撃面は一息。高勝率の小林は、25打数3安打の打率・120(2打点)。岸田は打率・412、3打点とバットでは一歩リードしているが、今年はバッティングではサッパリでも小林に軍配があがっている。

 昨年は全143試合の87%にあたる125試合の先発マスクをかぶった大城卓だが、打撃も振るわないためか、今年は29試合中14試合の先発にとどまっている。

 捕手の防御率は、小林が0・99と抜群。開幕2試合連続完封の好スタートの大城卓だったが防御率は3・18。岸田の2・37より悪く、昨年の起用数には届かなそうだ。(福山 智紀)