2022年10月1日に亡くなった国民的プロレスラーのアントニオ猪木さん(享年79)の肖像権などを管理する「猪木元気工場」(IGF)は3日、東京・水道橋の「闘魂 SHOP」でアントニオ猪木語録と読売ジャイアンツ、阪神タイガースとのコラボレーションタオル販売会を実施した。

 このタオルは、猪木さんの語録の中でも、特に人気のある名言となる1990年2月10日新日本プロレス東京ドーム大会で猪木、坂口征二組vs橋本真也、蝶野正洋組の決戦前に出た『やる前から負けること考える馬鹿いるかよ』の猪木さん直筆の文字、落款と巨人、阪神の球団ロゴ、球団カラーのコラボレーションで販売する。タオルのサイズは、横80センチ×縦34センチ。値段は各3300円(税込)。

 販売会にはタレントのアントニオ小猪木とアントキの猪木が登場し両球団のタオル販売数を競ったが、数多くのファンが訪れ用意した枚数は巨人、阪神ともに完売した。4日は、同所で午後3時から6時までものまね芸人の原辰、あれ慎之助、さかともによる、タオル購入者とのグータッチ販売会を実施する。

 猪木さんについては、現在、福岡市の「大丸福岡天神店」で「アントニオ猪木展」が開催中。6月には京王百貨店新宿店でこれまでの展覧会をスケールアップした「超猪木展」(仮称)が開催される。IGFの宇田川強取締役は「これまでの展覧会で公開されなかった猪木さんの貴重品はもちろんですが、数々の名勝負を残したライバル、弟子の方々、対戦相手にまつわる展示も行う予定です」と明かしていた。