◆米大リーグ ドジャース4x―3ブレーブス(3日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースが、同東地区首位のブレーブスを相手に今季初のサヨナラ勝ち。3―3の延長11回に7番・パヘスが中前適時打で試合を決めた。

 ロバーツ監督は「アンディ(パヘス)には本当に、本当に感心させられた。今日の彼の打席はメジャーで初めての4安打と素晴らしい内容だった」と称賛し、「今日は同等な力量同士が戦ったとても楽しい野球の試合だった」とブ軍相手の劇的勝利にご満悦だった。

 「2番・DH」で2試合ぶりに先発出場した大谷翔平投手(29)は3打数1安打1打点に2四球2盗塁。1試合2盗塁は今季初で、開幕から成功率100%で7盗塁となった。1点を追う延長10回1死二塁では、エンゼルス時代の同僚右腕・イグレシアスから同点の中前適時打。一塁上では両手を上下させて「カモーン!」と雄たけびを上げた。大谷の二塁打から9回に逆転サヨナラ勝ちした昨年3月のWBC準決勝・メキシコ戦の名シーンを再現したかのような興奮ぶりだった。指揮官は「10回に翔平が大きなヒットを打って試合を同点にし、感情を表した。私はこの戦い方がとても好きだ」とたたえた。

 この日からは今季初のブレーブス戦。大谷とアクーニャの「MVP対決」も大きな注目を集めていた。2盗塁に“絶叫適時打”の大谷に対し、アクーニャは8回に一時同点の2号ソロ。互いに存在感を発揮した第1ラウンドだった。