◆プロレスリング・ノア「WRESTLE MAGIC」(4日、両国国技館)

 プロレスリング・ノアは4日、両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催した。

 全12試合の大会は、GHC5大タイトルマッチ、女子プロレス新団体「マリーゴールド」の初陣の6試合は大会前に明らかになったが残り6試合は当日に対戦カードが発表となった。

 5・20後楽園で旗揚げ戦に挑む「マリーゴールド」のジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣は第8試合に登場した。

 試合前のリング上でロッシー小川社長、所属選手と共にリングインしたジュリアは「マリーゴールドの宣伝に来ましたよ!」と叫び客席へ「盛り上がる準備はできんのか!」とあおると「超女両国列伝の始まりだ!」とぶち上げ、野崎渚、愚零闘咲夜、高瀬みゆき、彩羽匠との8人タッグへ突入した。

 めまぐるしく攻防が入れ替わる展開は終盤、ジュリアは孤立し苦境に追い込まれたが最後は、咲夜の毒霧が野崎の顔面に誤噴射しジュリアが一気にノーザンライトボムで野崎を沈め初陣を飾った。勝利のリング上でマイクを持った桜井は「寄せ集めの庶民レスラーを征伐してさしあげました」と高らかに叫ぶと館内はブーイングが起こった。続いてジュリアがマイクを持ち「続きがある。楽しみにしておけ。またな」と旗揚げ戦でのサプライズを予告した。

 バックステージではジュリアら4人がコメントすると、顔面が緑に染まった野崎が乱入し、ジュリアの髪の毛をつかんでマリーゴールドのリングでの対戦を要求した。そこへ桜井が「私がお相手する」と割って入ると両者は大乱闘に発展した。大混乱のバックステージにジュリアは「よく分かんないけどさ、盛り上がっているからいいじゃん」と歓迎し「野崎渚、いつでも待ってるよ」と5・20後楽園参戦を呼びかけていた。