◆プロレスリング・ノア「WRESTLE MAGIC」(4日、両国国技館)観衆3512
プロレスリング・ノアは4日、両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催した。
全12試合の大会は、GHC5大タイトルマッチ、女子プロレス新団体「マリーゴールド」の初陣の6試合が大会前に明らかにしたが残り6試合は当日に対戦カードが発表となった。
メインイベントのGHCヘビー級選手権は王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.と挑戦者・清宮海斗が対戦。両者が惜しみなく必殺技を出しまくった白熱の攻防は、清宮が変型シャイニングウィザードで王者を沈め、3度目の王座奪還に成功した。王者は2度目の防衛に失敗。
解説に訪れた武藤敬司氏からベルトを贈呈され腰に巻かれた清宮はマイクを持ち「今のノアに何が必要だと思いますか?何が足りないと思いますか?」と客席に語りかけた。そして「俺がノアをもう一度プロレス界のトップに持って行きます」と約束した。
さらに「リング上は熱い戦い、お客様に対しては優しい対応、それがノアのレスラーだと思ってます。不器用な団体なんです。だからこそ俺はノアを変えるためにこの団体に入団しました。俺がプロレス界の顔になるんで全部かえていくんで新しいノアをつくっていきましょう」と呼びかけた。
バックステージで清宮は「プロレスリング・ノア、プロレス界のトップに引っ張っていきます」と宣言。さらに「ノアの歴史に新たな時代の変化も受け入れて、反抗心も受け入れていきます」と切り出し「ノア、レベリオン宣言だ!」と叫んだ。
そこへ拳王が登場し「清宮、むちゃくちゃいい考え言っているな。お前も大人になったな」と語りかけると、絶縁を通告していた清宮は「ノアを変えていくにはあなたの力が必要です。俺に力を貸して下さい」と共闘を呼びかけた。
拳王は「もちろんだよ」と受け入れ「俺とお前でノアを変えていくぞ!俺とお前でプロレス界のトップに連れて行こうぜ」と固い握手をかわした。
◆5・4両国全成績
▼GHCヘビー級選手権
〇挑戦者・清宮海斗(24分25秒、変型シャイニングウィザード→エビ固め)王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.●
▼GHCタッグ選手権
王者組・〇ジャック・モリス、アンソニー・グリーン(14分05秒、シューティングスタープレス→片エビ固め)天山広吉、小島聡●
▼GHCジュニアヘビー級選手権
〇王者・ダガ(11分39秒、ディアブロウイングス→片エビ固め)挑戦者・アレハンドロ●
▼タッグマッチ
ジェイク・リー、〇TAJIRI(10分40秒、バズソーキック→片エビ固め)丸藤正道、大原はじめ●
▼超女両国列伝
〇ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣(18分17秒、ノーザンライトボム→片エビ固め)野崎渚●、愚零闘咲夜、高瀬みゆき、彩羽匠
▼タッグマッチ(GHCマーシャルアーツルール)
〇佐々木憂流迦、桜庭和志(11分13秒、TKO)佐藤光留、谷口周平●
▼シングルマッチ
〇拳王(15分50秒、P.F.S→片エビ固め)YAMATO●
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権 サバイバル3WAYマッチ
王者組〇YO―HEY、タダスケ(12分43秒、ジャックナイフ式エビ固め)挑戦者組・ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ●
※残りは、近藤修司、”brother”YASSHI組
▼6人タッグマッチ
Eita、HAYATA、〇AKIRA(9分24秒、ムササビプレス→片エビ固め)大和田侑●、宮脇純太、熊野準
▼シングルマッチ
〇マサ北宮(9分57秒、ダイビングセントーン→片エビ固め)杉浦貴●
▼タッグマッチ
タイタス・アレクサンダー、〇スターボーイ・チャーリー(6分35秒、450°スプラッシュ→片エビ固め)稲葉大樹●、大岩陵平
▼GHCハードコア選手権
〇挑戦者・石川修司(10分05秒、スプラッシュマウンテン→体固め)王者・ニンジャ・マック●