◆JERAセ・リーグ 巨人2×―1阪神=延長10回=(4日・東京ドーム)

 阪神・岡田彰布監督が、今季初サヨナラ負けを淡々と受け止めた。開幕から絶対的な安定感を誇っていたリリーフ陣に綻びが生じ、延長10回1死満塁から島本が吉川に劇打を浴びた。

 以下、監督の一問一答。

―1得点ではきつい。

「西が投げてる時は、こんなんばっかやもんなあ」

―ずっといい投球はしている。

「うん。なかなかな、援護点がないから」

―巨人戦でいい投球した。

「ええピッチングしてるやんか、そら」

―10回の植田の場面は自分で行った?

「え?自分ちゃうちゃうちゃう。そんなん言われへんやんか。作戦は言われへんよ」

―菅野は前回と組み立てを変えてきた。

「そうでもなかったけどなあ」

―リリーフ陣はずっと頑張っていた。

「なあ、だからやっぱりフォアボールよな。フォアボールが絡むよな、点が入る時に。別に右対右で。それが余分になってくるよな」

―岩崎は責められない。

「うん。まあな、丸の時だけ、あれだけ高めにいったけどな。あとは抑えたし」

―近本のライナーで帰塁の判断は難しかったか。

「そら難しいよ。ベンチから見ていても分からんかったもん。ショートバウンドのそれは」

―バッター陣は。

「まあなあ、なんかちょっと続かんやろ。広島の2つ目からな。つながりがないよな。単発になるよな」

―3連敗しないことが大事と言っていた。

「まあそら、2つ負ける時もあるよそら、そんなの。そんなんで深刻になっとったら1年間できるかいな。向こうも相手あるんやから。もうちょっとちゃんとしたら負けを防げたかなということやからな、結局は。それがな、またバントのミスも出るし、もっと普通にいけてるところを苦しく、苦しくなるからな。打順の巡り合わせも1人増えてるわけやから、結局そういうことやろ。単に0点に抑えた、1点に抑えたじゃないよ。打順が進むんやから、一つのああいうミスによって、フォアボールによって。何にもせんと進んでいくんだから、そういうことを考えなアカンわな」