◆JERAセ・リーグ 巨人2×―1阪神=延長10回=(4日・東京ドーム)

 巨人・菅野智之投手が先発し、7回1失点。4勝目こそお預けになったが、粘って役割を果たした。

 最速147キロは今季最も遅い数字だったが、巧みな投球術で猛虎打線を手玉に取る姿を見せた。初回は2死から森下に左中間二塁打を浴びたが、続く4番・大山を遊ゴロ。3回まで無失点投球を進めた。しかし4回。不運にも森下の詰まった打球が右翼線への二塁打となると、2死後ノイジーに先制の適時打を許した。それでも最少失点でしのいだ。

 試合後、右腕は前夜にぎっくり腰を患ったことを明かし、「決死の思いで今日投げたんですけど、チームが勝てて良かったです」とうなずいた。痛みに関しては「だいぶもうないですが、怖さがあったので、そこら辺は気をつけながら投げました。でもいろんな経験が生きて今日は7回1失点なので、まずまずのピッチングができたかなと思います」と振り返り、次回登板への影響についても「絶対大丈夫です」と語った。