パドレスとマーリンズが4日(日本時間5日)、2年連続首位打者のルイス・アラエス内野手+金銭と4選手の交換トレードを正式発表した。

 アラエスはツインズ時代の2022年に打率3割1分6厘、マーリンズに移籍した昨季は自己最高の打率3割5分4厘で、史上初めて両リーグでの2年連続首位打者を獲得。通算打率3割2分4厘を誇るアベレージヒッターだ。今季は開幕2試合で10打数ノーヒットでスタートしたが、現在2割9分9厘まで引き上げている。複数首位打者を獲得した翌年のシーズン途中に移籍となったのは1933年レフティ・オドール(ドジャース→ジャイアンツ)以来、史上2人目だという。

 パドレスにはダルビッシュ有投手、松井裕樹投手が所属。ドジャースを追うチームにとっては頼もしい補強となった。

 なお、この日交換要員も正式発表され、2022年韓国プロ野球のLGでリーグ最多の42セーブをマーク。2023年WBC韓国代表で大谷翔平へ死球を投げると舌禍事件を起こした高佑錫(コ・ウソク)が含まれている。高はポスティングシステムで渡米、2年450万ドルでパドレスと2年契約も、オープン戦から不調で3Aでプレーしていた。

 他の選手はいずれも若手有望株でディロン・ヘッド外野手、ジェイコブ・マーシー外野手、ネーサン・マートレラ内野手。