◆明治安田J3リーグ▽第13節 大宮0―2松本(6日・NACK、1万928人)

 J3首位の大宮はホームで松本に0―2で敗れ、今季13試合目で初黒星を喫した。

 わずか約1分半で2連続失点を許した。0―0の後半34分、松本DF藤谷壮の右クロスからFW浅川隼人に豪快なヘディングで先制ゴールを奪われた。さらに、同35分には自陣左サイドを藤谷に突破され、ペナルティエリア内から左足の鋭いシュートで追加点を浴びた。

 大宮はFW杉本健勇、藤井一志の2トップを中心に好機を作ったが、決めきれない展開。後半31分にFWシュビルツォクの投入も実らず、今季初の無得点に終わった。

 前節終了時点で開幕から12試合負けなし(9勝3分け)で首位を独走。この日は観客1万928人が駆け付けた中、21〜22年に大宮を率いた霜田正浩監督が指揮する松本に完封負けし、開幕13戦目で初黒星となった。

 長澤徹監督は「自分たちの入りのところで相手の勢いに押された。セットプレーは前半だけで7本あり、少し局面・局面で出足など少し迫力がなかった」と振り返り、「1万人以上のサポーターの方に集まってもらい、勝利を届けて終わりたかったけど、逆の形になって、相手のサポーターの歓喜を見せる形になってしまい、非常に申し訳なく思う」と語った。

 また、試合後にサポーターのもとへあいさつした際について言及。「あいさつの時に非常に厳しい言葉をサポーターの方にいただき、選手が反応するような形になってしまったんですが、そのあたりも含めて私の管理をしっかりしなければいけない。そんなことを望んでるわけではないと思うので、代表して申し訳ありませんでした」と話した。