プロバスケットボール男子Ｂリーグの日本生命チャンピオンシップ（ＣＳ）に向けた会見が６日、都内で行われ、史上最多３度目のＢリーグ王者を目指す宇都宮（東地区１位）で、昨夏のＷ杯日本代表・比江島慎は「昨季、僕らはＣＳに行けなかったチーム。チャレンジャーの気持ちで相手にぶつかっていく気持ちを持って行ければ優勝は見えてくると思う。第１戦目の入りからが大事なのは経験してきて分かっている。そういうところも大事にしていきたい」と語った。

　その重要な初戦は、いきなり天皇杯覇者で、優勝経験のある強豪・千葉Ｊが相手となる。実際に天皇杯の準決勝では、最大２１点差から大逆転負けを喫しており、比江島は「（千葉Ｊの）爆発力はＢリーグの中でも一番だと思う。大きな大会で優勝経験があり、ＣＳの戦い方もすごく分かっていると思う」と引き締めた。

　また、対戦チームごとに行われた囲み取材では、隣にいた千葉Ｊ・金近廉から、警戒すべき選手として名前を挙げられ、「そんな。注意せんでいいよ。好きにやらして」とすかさずツッコミを入れ、苦笑い。続けて金近は「３ポイントも１位で、比江島ステップがあるので、そこでやられないように頑張りたい」と話し、比江島も「僕が活躍すれば相手のプランも崩れると思う。頑張ります」と意気込んだ。

　ＣＳは５月１０日から準々決勝、５月１７日から準決勝、５月２５日から決勝が行われる。試合はすべて２戦先勝方式。昨季は琉球が初優勝を果たした。

　▽ＣＳ１回戦組み合わせ

宇都宮（東地区１位）ＶＳ千葉Ｊ（ワイルドカード下位）

Ａ東京（東地区２位）ＶＳ琉球（西地区２位）

名古屋Ｄ（西地区１位）ＶＳ三河（中地区２位）

三遠（中地区１位）ＶＳ広島（ワイルドカード上位）