◆JERA セ・リーグ ヤクルト1―2巨人(10日・神宮)

 巨人の戸郷翔征投手が10日、ヤクルト戦で先発して7回1安打無失点で3勝目を挙げた。「1安打に抑えられたことがすごいよかったし、途中崩れる場面もあったけど、(調子が)ちょっと戻ってきたかなと思います」と笑みを浮かべた。

 吉川のソロで1点の援護をもらってマウンドに上がった戸郷は初回は3者凡退に抑えたが、2回には2死から2者連続四球。ベンチで阿部監督から声をかけられた。「2回終わった時に100%を求めすぎるなと、そういう話をされて、良い球がいってるときはいいですけど、悪い球がいってるときにすぐ切り替えられるようにと言われました」。指揮官からの言葉に背中を押され、それ以降はテンポよくゼロを並べ、安打は4回の長岡の1安打のみ。今季最多の113球を投げた。

 「前回もそうなんですけど野手に助けられてばっかりなので、何とかゼロで抑えることを意識しながらその中での援護点だったのですごいうれしかったです」とこの日、本塁打を放った吉川、小林らに感謝した。