◆女子アジアクラブ選手権 ▽決勝 三菱重工浦和2―1仁川(10日、浦和駒場スタジアム)

 三菱重工浦和が仁川に勝ち、女子アジアクラブ選手権の女王に輝いた。前半を2―1で折り返し、そのまま逃げ切った。

 1―1の前半26分、FW島田芽依の勝ち越しゴールをMF塩越柚歩がアシスト。塩越は「チームとしてニアのところに狙いを持つっていうのは共有していた。誰に合わせるかっていうよりスペースを誰が使うかっていうところがうまく点に繋がったかなと思います」と、チームをアジアの頂点に導いたゴールを振り返った。

 試合前から、浦和のサポーターからのコールが鳴り響いていた。5271人が集まったスタジアムに響くサポーターの大合唱に「すごかったです。なんか鳥肌立つというか。サポーターの皆さんが一緒に戦ってくれたって、こういうことなんだなっていうのはすごく感じました」と浦和ファンからの熱に感激した。「国内に限らず、こうやってアジアにも浦和っていうのが知れわたって。下部組織から上がる選手もこれから増えていったら嬉しいですし、ユースのみんながまたレディースを目指したいとか思ってもらえたら嬉しいなと思います」と、同試合の運営を手伝ったユースの選手にもエールを送った。

 今後はリーグ戦の2連覇がかかっている。「ちょっとこの喜びは、今日明日ぐらいで切り替えてリーグに向けてやらなきゃならないと思ってます」と次はWEリーグ史上初の連覇を狙う。