◆トランポリン ▽パリ五輪代表選考会(12日、前橋市・ヤマト市民体育館)

 五輪の男女代表1枠を決めるトランポリン・グランドチャンピオンシップが行われ、女子は21年東京五輪代表の森ひかる(TOKIOインカラミ)が、2大会連続の出場を決めた。

 場内でのインタビューでは、「うれしい。1年間くらい長い五輪レースではあったが、その時その時に今できることを一生懸命やってきた。五輪代表選ばれたが、自分の気持ちに正直に、その時その時、一生懸命楽しんで、頑張りすぎず頑張りたい」と語った。

 また男子は、23年世界選手権銅メダリストの西岡隆成(近大)が初の切符を獲得。「まだ日本人は五輪でメダルを取ったことがない。それを目標に努力してきたので、今まで通り五輪のメダルを目標として頑張っていこうと思います」と意気込んだ。

 トランポリンは今だ日本勢の五輪でのメダルがなく、男子は2008年北京五輪の外村哲也、12年ロンドン五輪の伊藤正樹、16年リオ五輪の棟朝銀河の4位が過去最高。また女子は21年東京五輪の宇山芽紅の5位が過去最高。世界選手権では2019年大会で森ひかるが日本勢初の金メダルを獲得している。