日本サッカー協会(JFA)は13日、技術委員会を開催した。この日は技術委員会の方向性や、データを活用したタレント発掘などについて議論。4月に就任した影山雅永新技術委員長は「ビッグデータからどう分析して方向性を決めていくかというところは、アジアでもいくつか進んでるところがあって、ここに乗り遅れちゃいけないなっていう焦りもあります」と語り、試合分析などの領域だけではなく、育成年代からのデータを集めることで、日本サッカーの発展につなげていきたい意向を示した。

 またU―23アジア杯で優勝し、パリ五輪出場を決めた大岩ジャパンについて「感動しました」と高く評価。「Jリーグのクラブがインターナショナルマッチウイーク外でも日本サッカーを考えて選手を派遣してくれて、その総力で勝つことができた。そうやって集まった選手たちを大岩監督をはじめとしたスタッフが経験を積ませ、ギリギリで勝ち上がって力をつけながらも優勝することは、本当に難しい」と語り、パリ五輪での躍進にも期待していた。