第115回九谷茶碗まつり(北國新聞社後援)は3〜5日、能美市の能美ふるさとミュージアム隣の和田山、九谷陶芸村、根上総合文化会館の3会場で開かれ、有名作家の名品や掘り出し物が展示即売される。「頑張ろういしかわの伝統工芸」と銘打ち、九谷焼関連は実店舗を含む50店、同会館に設けた復興応援コーナーには輪島塗や珠洲焼の12業者・団体が出店する。

 2日は出店者が花鳥風月やアニメキャラを描いた皿や茶碗などを陳列台に並べ、開幕に備えた。九谷焼関連では和田山会場に19店、根上総合文化会館に15店、九谷陶芸村に12店、実店舗・窯元会場として4店が出店する。

 シャトルバスは運行せず、自家用車や期間中は無料となる市コミュニティバス「のみバス」での来場を促す。各会場には飲食コーナーが設けられる。

 市九谷焼美術館は入館無料となり、五彩館では第47回伝統九谷焼工芸展の巡回展、市美術作家協会のチャリティー販売会が行われる。浅蔵五十吉記念館では茶会、県立九谷焼技術研修所と九谷焼技術者自立支援工房では作品展示を予定している。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】