高岡市金屋町で6月19、20日に行われる「御印祭(ごいんさい)」の実行委員会(嶋田一成会長)のメンバーが8日、北日本新聞西部本社を訪れ、今年の祭りをPRした。通称「やがえふ」と呼ばれる民謡「弥栄節(やがえぶし)」の奉納踊りについて、今年は能登半島地震の被害を受けた前田利長公墓所(同市関)を除く2カ所で行う。

 20日の本祭で例年、利長墓所と金屋緑地公園(金屋町)、有礒正八幡宮(横田町)の3カ所で踊りを奉納している。利長墓所は地震で灯籠が倒れるなどし、立ち入り禁止となっている。

 19日は前夜祭で、伝統的な町家が連なる石畳通りで町流しを繰り広げる。3校が統合し今春誕生した高岡西部小児童、住民、民謡団体などの踊り手約600人が参加する見込み。実行委の嶋田会長は「参加した人が地域の歴史文化に触れる機会にしたい」と話した。山本貞明事務局長が同行した。

 御印祭は高岡鋳物発祥の地・金屋町の礎を築いた前田利長をしのぶ祭り。北日本新聞社共催。
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