全国のバウムクーヘンの頂点を決める「ファイナルクーヘン総選挙2024春」で、小松市長崎町1丁目の洋菓子店「明月堂」がエントリーした「能登塩ぶるべりばぁむ」が1位に選ばれた。能登町のひらみゆき農園のブルーベリーと珠洲市産の塩を使った米粉のバウムクーヘンで、能登半島地震の被災地を後押しする気持ちが込められた。

 総選挙は、洋菓子製造販売のユーハイム(神戸市)が企画運営するバウムクーヘン博覧会に合わせて、21年に始まった。今回は2月23日〜5月13日に行われ、32種類から、全国4カ所の百貨店での投票や、オンライン投票の計9175票で順位が決まった。同社の担当者によると、被災した石川を応援したいと、「能登塩ぶるべりばぁむ」に票が集まった。

 明月堂の竹田隼人社長(40)は「復興支援のバウムクーヘンとして取り組んできた。多くの人に味わってもらい、被災地支援を続けたい」と話した。
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