立山は1日、山開きを迎えた。登山者は雄山(3003メートル)の山頂を目指し、雄大な景色を眺めながら雪渓や岩場を進んだ。高山植物の間からライチョウのつがいも姿を現した。

 朝方は雨や霧で室堂周辺が真っ白になり登頂を諦める人もいたが、昼ごろに天候が回復すると、登山者は生き生きとした表情で歩みを進めた。

 神奈川県から初めて立山を訪れた廣瀬創大さん(28)は、視界不良などのため一ノ越(2700メートル)手前で登頂を断念したものの「空気がおいしく雲が切れた時に見える景色がきれいで、とても気持ちよかった。また景色を楽しみに来たい」と話した。
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