1987年5月3日、兵庫県西宮市にある朝日新聞阪神支局に侵入した男が散弾銃を発砲し、29歳だった小尻知博記者が亡くなり、ひとりが重傷を負いました。

3日、呉市では朝日新聞の幹部が小尻記者の墓前に手を合わせ「暴力に屈せず言論の自由を守る」とあらためて誓いました。

朝日新聞社大阪本社 龍澤正之 編集局長「ものを言いにくい雰囲気っていうのは今も新たに生まれていると思います。そうしたことに対して声を上げていく、お互いに話をちゃんと聞いていくんだということを大事にしていく必要があると思います」

事件は未解決のまま時効が成立しています。