4月29日にベストアルバム「17 IS RIGHT HERE」をリリースし、K-POPアルバム初動売上の歴代記録を叩き出した前作「SEVENTEENTH HEAVEN」以来、約半年ぶりとなるカムバックを果たした"セブチ"ことSEVENTEEN。ベストアルバムながらその勢いは凄まじく、早々とトリプルミリオン目前の296万枚を記録するなど異例の快進撃を続けている。

3月30日の韓国・仁川公演を皮切りに、韓日の4つの超大型スタジアムを巡るアンコールツアー 「SEVENTEEN TOUR 'FOLLOW' AGAIN」を開催中のセブチは、ケガで活動を休止していたS.COUPS(エスクプス)とJEONGHAN(ジョンハン)が同ツアーから復帰したことでもファンを喜ばせたばかり。デビュー9周年の記念日(5月26日)を目前に控え、"13人完全体"でのカムバックを果たした彼らは、5月3日に韓国KBSで放送された音楽番組「ミュージックバンク #1204」にも13人揃って出演し、話題の新曲「MAESTRO」を披露した。

■S.COUPS、JEONGHANも復帰!新曲「MAESTRO」でのダークな表情と色気に魅了

SEVENTEENが13人完全体でカムバックした「MAESTRO」のステージ(「ミュージックバンク #1204」より)
SEVENTEENが13人完全体でカムバックした「MAESTRO」のステージ(「ミュージックバンク #1204」より)

(C)KBS

強烈なビートとピアノをベースにしたタイトル曲「MAESTRO」は、WOOZI(ウジ)曰く、デビュー曲「Adore U」や最近のヒット曲「Super」など、7曲のソースを少しずつ入れながら制作したという9年間の集大成的楽曲。挑戦的な曲調であると同時にダークなビジュアルが話題になるなど、SEVENTEENの新たな一面も感じさせるナンバーだ。

赤と黒を基調としたシックなスタイルで登場すると、復帰したばかりのリーダー、S.COUPSらのアグレッシブなラップ、DK(ドギョム)、SEUNGKWAN(スングァン)の伸びやかなボーカルなど、曲調が次々と展開するケレン味溢れるサウンドと共に、個性豊かな歌声を響かせていく。

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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(C)KBS

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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(C)KBS

さらにタイトルの"MAESTRO"にちなみ、実際にタクトを振りながら踊るHOSHI(ホシ)を中心としたポイントダンスも独創的。しなやかな腰つきや完璧な表情管理によって匂い立つような大人の色気を漂わせたメンバーは、大所帯ならではのダイナミックで成熟したダンスパフォーマンスを見せつけていた。

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」

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そして、2022年9月から約1年7ヶ月に渡ってMCを務めてきた俳優イ・チェミンの卒業が発表され、ラスト出演となったこの日。グループを代表して、HOSHI(ホシ)、JUN(ジュン)、THE 8(ディエイト)、DINO(ディノ)のパフォーマンスチーム4人がインタビューコーナーに登場。「MAESTRO」のハイライトとなる"高速ステップ"をチェミンと一緒にコラボすると、「上手に踊れましたね」とHOSHIが花束を贈呈する微笑ましい場面も見られた。

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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■IVEが半年ぶりにカムバック!日本人メンバー・レイのラップも際立つ、中毒性の高い「HEYA」の世界観

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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(C)KBS

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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セブチのベストアルバム発売と同日の4月29日に2nd EP「IVE SWITCH」をリリースし、6ヶ月ぶりとなるカムバックを果たしたのが、6人組ガールズグループ・IVE(アイヴ)だ。

全6曲が収録されたアルバムから、Wタイトル曲のうちの1曲「HEYA」を披露。「HEYA HEYA HEYA...」と繰り返すフレーズと中毒性の高いメロディーが強烈なインパクトを放つナンバーで、LIZ(リズ)の美しいボーカルや、日本人メンバー・REI(レイ)のキレのあるラップなど、魅惑的な歌声がオリエンタルな楽曲の世界観を彩っていく。

"奇跡の10頭身"とも呼ばれるWONYOUNG(ウォニョン)らのしなやかなダンスも美しく、"完成型アイドル"をコンセプトとするIVEらしいクールで貫禄漂うステージを展開した。

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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(C)KBS

インタビューでは、かつてチェミンと一緒に「ミュージックバンク」の"第38代MC"を担当していたWONYOUNGが、以前「まだまだヒヨコ」と評したチェミンのMCぶりを「今はニワトリです。一緒にMCを始めた日からよく頑張りました。お疲れ様でした」とねぎらう一幕も。かつてのパートナーからの思わぬ言葉に思わずチェミンも目を潤ませ、2人の絆を感じさせる名場面となった。

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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(C)KBS

■ドヨン(NCT)、ソラ(MAMAMOO)による圧巻のソロステージ!ラスト出演となった番組MCイ・チェミンの涙の卒業も...

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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(C)KBS

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
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(C)KBS

一方、K-POP全盛の中、トロット歌手として実に17年ぶりにイ・チャンウォンの新曲「空の旅」が今週の首位を獲得したことも大きな話題に。

この日は人気グループからソロデビューを果たした実力派ボーカリストも揃っており、NCTのDOYOUNG(ドヨン)が先週に続き、新曲「Little Light」を披露。NCTとは全くスタイルの異なるバンドサウンドで、新たな魅力をアピールした。他にも、2ndミニアルバム「COLOURS」でカムバックしたMAMAMOO(ママム)のSOLAR(ソラ)が、バックバンドと共にタイトル曲「But I」を披露し、K-POP界でも群を抜くハイレベルな歌唱力を見せつけていた。

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」

(C)KBS

それでも今週のハイライトは、「ミュージックバンク」ファンに愛されたイ・チェミンの卒業に尽きる。

"第39代MC"として共に活動してきたLE SSERAFIM(ルセラフィム)のEUNCHAE(ウンチェ)とのオープニングトークで卒業が発表されると、言葉を詰まらせて涙を見せていたチェミン。エンディングでは卒業セレモニーも行われ、「たくさん愛していただいて、本当に嬉しかったです」と素直な思いを告白。ほぼ無名の新人俳優だったチェミンの大抜擢から1年7ヶ月――最後はEUNCHAEとWONYOUNGへの感謝と、「全てのアーティストの皆さんを尊敬します」と真摯に語り、大役を締めくくった。

「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」
「ミュージックバンク(字幕付き) #1204」

(C)KBS

文=HOMINIS編集部

放送情報【スカパー!】

ミュージックバンク(字幕付き) #1204(韓国放送日:5月3日)
放送日時:2024年5月17日(金)18:40〜、5月19日(日)22:30〜
※字幕付き放送は毎週(金)18:40〜、毎週(日)22:30〜
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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