札幌市職員らへの威圧的な言動が問題視されている、自民党の長谷川岳参議院議員。24日、参議院特別委員会で、自身の言動について釈明しました。

長谷川岳参議院議員:「パワハラがあったのではないかと指摘があった点について、これまでの自分自身の行き過ぎた言動や対応に対して、猛省をしております」。

24日に開かれた、長谷川議員が委員長を務める参議院特別委員会。一部報道で、官僚への威圧的な発言も取りざたされる中、冒頭で自身の言動について釈明しました。

長谷川議員:「何かしたのか。していないのか。なぜしない。僕はブチ切れるよ」。

これは今年3月に、長谷川議員と札幌市や道の幹部らが打ち合わせしていた際のやりとりです。

長谷川議員:「要は規制緩和は全部通すようにやっているよ。あんたから1回もありがとうもくそもメールもない。ありがとうもない、結果もない。誰だ、お前はって感じだよね」。

札幌市職員:「はい。申し訳ありません」。

20分以上にもわたって、長谷川議員による札幌市の幹部職員への叱責は続きました。

長谷川:「委員会運営にも影響を与えているところであり、理事はじめ委員の皆さまに深くお詫びを申し上げます」。

委員会の審議は、当初22日に行われる予定でしたが、野党側が長谷川議員の威圧的な言動を理由に日程協議を拒否。長谷川議員の進退を問う、厳しい声が上がっています。

立憲民主党・斎藤嘉隆参院国対委員長:「どこかで、けじめをつけられた方がいいのではないか。委員長自身の処遇のあり方、何がいいのかということは引き続き協議しようと」。

長谷川議員:「今後、全力で信頼回復に努め、二度とこのようなことがないよう委員長として職務を誠心誠意努めて参ります」。