北海道帯広市の観光スポット・旧国鉄の「幸福駅」が、前回の建て替えから10年以上が経過し、駅舎に貼られた切符がすべて取り外されました。

駅の天井一面に貼られた「幸福ゆき」の切符。幸福駅では、売店で買った切符に願い事を書いて駅舎に貼ることが定番となっています。1987年まで使われ、旧国鉄広尾線の廃止後も「恋人の聖地」として人気の幸福駅ですが、前回の駅舎の建て替えから10周年を迎えたことを機に27日、貼られた切符が全て取り外されました。

幸福観光再開発協議会・川原英博会長:「10年前に戻って、新品になったような気分」。

帯広市観光交流課・阿部恭子課長:「皆さんに愛される施設として、また来ていただけるとうれしい」。

外された数千枚の切符は、「幸福(529)」の語呂に合わせて29日、近くの神社に奉納されるということです。