コメに代わる作物で農家の収益を上げようという取り組みが岩手県奥州市で進められています。
奥州市胆沢小山にある農事組合法人いさわ南部のほ場には、水田の転作の一環として加工用のジャガイモおよそ2.5トン分が植えられています。
10年前にお菓子メーカー、カルビーのジャガイモを調達する会社カルビーポテトと契約し、スナック菓子の原料として栽培が始まりました。
生産者の研修会では、ジャガイモの植え付けは4月に行い、7月から8月に収穫するため田植えや稲刈りの時期とかぶらないことやカルビーポテトとの契約で流通経費が安く済み、コメより収益が高いことが説明されました。
また、水田を畑として利用する場合は、水はけを良くすることが重要であることから水田の地下にある排水路の洗浄も実演されました。
いさわ南部は、今後10アールあたりの収量を増やしながら農家の収益を増やしたいとしています。