陸上競技に取り組む高校生にとって今年最初の三重県大会となる県高校春季大会が4、5日、伊勢市宇治館町のスポーツの杜伊勢陸上競技場で開かれた。全国レベルの大会で活躍が期待される高校生が多数出場し、女子では昨年の全国高校総体(インターハイ)で砲丸投げと円盤投げで準優勝した世古櫻紗(松阪商)が貫禄の2冠。男子1500メートルは昨年のインターハイで3000メートル障害7位の杉本憲亮(高田)が3分55秒89で優勝した。

 女子100メートル障害は県高校記録保持者の後藤杏実(鈴鹿)が13秒75の県高校新記録で優勝を果たした。男子110メートル障害は橋爪蓮翔(皇學館)が県高校記録まで100分の1秒差の14秒28の大会新記録で制して棒高跳びとの2冠を達成した。