女優の水川あさみが主演を務める連続ドラマ「笑うマトリョーシカ」（TBS系、6月28日スタート）に、青木柚、西山潤、濱尾ノリタカの出演が決まった。主要キャストの櫻井翔、玉山鉄二、渡辺大の学生時代を演じる。

日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真氏が2021年に発表した同名小説が原作の連ドラ。主人公の新聞記者、道上香苗（水川）が、若き人気政治家、清家一郎（櫻井翔）と、有能な秘書、鈴木俊哉（玉山鉄二）を取り巻く黒い闇を追うヒューマン政治サスペンスだ。清家の後援会会長、佐々木光一を渡辺が演じる。

学生時代の清家は、現在のカリスマ性溢れる姿とはほど遠い影の薄い生徒だったが、名門校で生徒会長にまで成り上がり、生徒たちをまとめていた。学生時代の鈴木は、高校時代から学年一の秀才で大人びており、当時の担任が「清家よりも生徒会長に向いていた」と評価する人物だ。また当時、清家の下で生徒会副会長を務めていた佐々木は、清家の自叙伝にも登場し、何でも話せる相手だったようだ。物語の随所に登場する3人の回想シーンで、清家と鈴木の怪しい関係の秘密が徐々に紐解かれていく。

■コメント

＜青木 柚＞

「どこに生まれ、誰と出会い、何を感じて自分は変わっていくのか。そもそも、自分らしい自分とは何なのか。清家一郎という人物を通して、ハッとさせられるような、共鳴するような、初めての感覚を覚えました。櫻井さんにしか表現できない清家の余白に、自分が清家として過ごす時間が真実味をもって流れていくよう、丁寧に取り組んでいきたいです」

＜西山 潤＞

「原作を読ませていただき、過去の大事な背景が散りばめられた作品でもあると思いますので、そのルーツを尊重し、玉山鉄二さん演じる鈴木の要素を取り入れながら、大切に学生時代を創り上げていきたいと思っております。また、青木柚さん、濱尾ノリタカさんとも今回で初共演出来ましてとてもうれしいです。夏の暑さに負けないように楽しく丁寧に撮影に臨んでいきたいです」

＜濱尾ノリタカ＞

「この作品への出演が決まったとき、すぐに原作を開きそのまま一気に読みきってしまいました。読み終えた後から頭に残っているのは、真の意味での“信用”することの難しさ、怖さ、重さ。清家と鈴木にとっては居なくてはならない存在である佐々木を、3人が共に過ごした学び舎での日々を、素直に演じられるよう努めております。毎話じっくりとお楽しみいただければうれしいです！」

■番組概要

[タイトル] 金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』

[放送日時]毎週金曜よる10:00~10:54