NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第14話が18日、放送され、明律大女子部法科に通う華族令嬢、桜川涼子(桜井ユキ)が、衝撃的なワードを連呼し、視聴者が騒然となった。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。主人公の猪爪寅子を女優、伊藤沙莉が演じる。ドラマは、第3週「女は三界に家なし?」(第11〜15話)が放送されており、明律大女子部法科が上演した法廷劇は、男子学生たちがヤジを飛ばして大荒れ。観客をも巻き込む口論となり、暴言を吐いた小橋浩之(名村辰)に突き飛ばされた男装の同級生、山田よね(土居志央梨)が、彼の股間を蹴り上げてしまった。この騒動で足をけがし、住み込みで働く上野の「カフェー燈台」まで寅子たちに送ってもらったたよねは、自身の過去について打ち明けた。

この日の放送では、よねは自身の貧しい生い立ちと比べ、寅子たち同級生が恵まれていることに憤りを感じると吐露。寅子たちに「さっさと帰れ」と促すよねに、涼子が「帰る前に一つよろしくて?」と割って入る。

「お気立てに難がおあり」という理由から、これまでよねとはあまり一緒にいたくなかったという涼子だが、法廷劇の騒動でほれぼれしたという。理不尽なことが起きているものの、涼子は動くことができなかったが、「そんな中、あなたは怒りを飲み込まずまっすぐに、真っ先に殿方の…股間を蹴り上げた」という。自分も声を上げられるようになりたいという涼子は「ちゅうちょなく股間を蹴り上げられる…」と言いかけると、よねが「やめろ、思い出させるな」と遮る。重たい空気が流れる中、寅子は、法廷劇のもととなった「毒饅頭事件」の実際の判例を再検証しようと提案し、カフェーを後にした。

涼子が「股間」を強調して連呼すると、視聴者もびっくり。SNSでは「お嬢様の口から股間の連呼www」「股間を蹴り上げたw」「股間を蹴り上げるを強調しなくても」「股間股間言うご令嬢」「朝ドラで連呼される股間」「大事なことだから2回言ったのかしら涼子様」「股間を蹴り上げた! しかも繰り返した!ほんと斬新すぎる朝ドラ!」と驚きの声が上がった。