香川県丸亀市の丸亀城で、城内の建物に宿泊できる「城泊」が7月から始まるのを前に、同市などが主催するオープニングセレモニーが開かれた。料金は、2人で1泊2食付きで税込み126万5000円。主に海外富裕層をターゲットとし、「殿様気分」を味わえる体験をそろえた。
 1597年に築城された丸亀城は、「石垣の名城」として知られる。江戸時代までに建築された天守が現存する全国12城の一つ。
 宿泊できるのは、城内三の丸にある「延寿閣別館」内。丸亀藩の藩主だった京極家の屋敷の一部を移築した建物で、城泊に合わせて改修した。基本のプランでは、和太鼓の演奏や天守を貸し切った晩酌、伝統工芸のうちわ作り、大名庭園「中津万象園」での煎茶道体験などを楽しむことができる。【もぎたて便】
[時事通信社]