国際的な物流企業であるDHLは3月27日に記者会見を実施し、レーシングドライバーのJuju(野田樹潤)がDHLのフォーミュラE アンバサダーに就任したことを発表した。

 DHLは国際エクスプレスとロジスティクスのグローバルリーダーとして、フォーミュラEの創設時からオフィシャルロジスティクスパートナーとしてシリーズの物流を支えている。フォーミュラE以外にも様々なカテゴリーを支えており、黄色と赤の企業ロゴはレースファンにとってはお馴染みだ。

 そんなDHLがアンバサダーとして起用することになったのがJuju。10代前半から海外のフォーミュラカテゴリーで経験を積み、今季は国内最高峰のスーパーフォーミュラに日本人女性として初めて参戦することから、大きな注目を集める女性ドライバーだ。

 Jujuはアンバサダー就任に際し、プレスリリースを通じて次のようにコメントした。

「このたび、F1、フォーミュラE、インディカーなどのトップカテゴリーを支えるDHLのアンバサダーとして、東京ePrixのイベントに参加する運びとなりました。大変光栄に思っていますし、DHL のアンバサダーとしてこのイベントに携わり、1人でも多くの人達に喜んでいただけるような活動に取り組んで参りたいと思います」

「そしていつかDHLカラーリングを纏ったレーシングカーを駆って、レースに参戦できたら夢のようだと思っています」

 また会見にも登壇したJujuは、参戦するスーパーフォーミュラへの意気込みを語り、さらには「将来的には今週開催されるフォーミュラEやF1など、世界選手権にも参戦したいと思っています」と野望を口にした。

 DHLはこの度のアンバサダー契約について、Jujuの持つ信条が同社の掲げる『スピード』、『パッション』、『チームワーク』といったコアバリューに一致することが契約の理由だとしている。DHLジャパン株式会社 代表取締役社長のトニー・カーンは、次のようにコメントした。

「最高のパフォーマンスを追求し世界への挑戦を続ける野田選手と共に、日本のファンの皆さんへ、フォーミュラEの感動と興奮をお届けできるのはこの上ない喜びです」

「DHLは、フォーミュラEのレース運営の根幹に関わるロジスティクスを支援すると共に、日本初開催となる大会の盛り上げを強力にバックアップしていきます」