F1第6戦マイアミGPのF1スプリントが行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。RBはダニエル・リカルドが4位入賞、角田裕毅も8位入賞を果たした。

 マイアミGPのF1スプリントは、スタート直後から波乱の展開。ポールポジションのフェルスタッペンは好きスタートを切ったが、アストンマーティンの2台とメルセデスのルイス・ハミルトン、そしてマクラーレンのランド・ノリスが絡む接触が発生し、セーフティカーが出動。ノリスとランス・ストロール(アストンマーティン)はここでリタイアすることになった。

 レース再開後のフェルスタッペンは「グリップ最悪」と無線で訴えるシーンもありつつも後続を引き離し、トップチェッカーを受けた。2位にはフェラーリのシャルル・ルクレール、3位にはレッドブルのセルジオ・ペレスが入った。RBのダニエル・リカルドは、フェラーリのカルロス・サインツJr.の猛攻を凌ぎ切って4位となった。

 15番グリッドからのスタートとなった角田は、ほとんどのマシンがミディアムタイヤを履く中、ソフトタイヤを履くギャンブル。スタート時の混乱に乗じて、一気に10番手までポジションを上げた。

 その後は前で繰り広げられるケビン・マグヌッセン(ハース)とハミルトンのバトルを様子見。ふたりのラインがワイドになった一瞬の隙を突いてハミルトンを攻略すると、その後マグヌッセンも抜いて8番手入賞圏内に入った。

 角田はその後ハミルトンを抑え続けたが、最終ラップに抜かれてしまい、そのまま9番手でフィニッシュ。ただ、ハミルトンにはピットレーンのスピード違反でドライブスルーペナルティが科されたため、角田は8位に繰り上がった。