現地1日、独ミュンヘン競馬場でG3バーバリアンクラシック(3歳、芝2000m)が行われ、伏兵ウィルコが人気馬相手に快勝した。

 ほぼ一団で進む馬群の中団に控えたウィルコは、直線で抜群の手応えのまま外からポジションを上げてスパート。あっという間に先頭に立つと、追いすがる3番人気のアレノを1馬身半差で振り切った。1番人気に推されていたヴィンタートラウムはさらに2馬身半差の3着までだった。

 H.グレーヴェ厩舎のウィルコはマスタークラフツマン産駒。今回が重賞初挑戦での初制覇となった。

 なおバーバリアンクラシックからは、2016年の勝ち馬イスファハンが後に独ダービー馬となっている。