現地5日、英ニューマーケット競馬場でG1英1000ギニー(3歳牝馬、芝8ハロン)が行われ、10番人気タイだった伏兵エルマルカが接戦を制した。

 16頭立ての16番枠から出たエルマルカはスタートがひと息で最後方から。残り3ハロン付近でS.デソウサ騎手が追い出すとじりじりと伸び、ゴール寸前で先に抜け出していた2番人気のラマチュエルを差し切った。

 クビ差の2着争いは6番人気のポルタフォーチュナがラマチュエルに短アタマ差で先着。1番人気に推されていたフォールンエンジェルは8着に沈んだ。

 R.ヴェリアン厩舎のエルマルカはキングマン産駒。2歳時のデビュー勝ち以来だった4月の前走は英G3フレッドダーリンステークス3着だったが、叩き2戦目で下馬評を覆してのクラシック制覇を果たした。