首の張りにより負傷者リスト入りしていたパドレスのダルビッシュ有は、現地4月30日(日本時間5月1日)、復帰戦となった本拠地ペトコパークでのレッズ戦で先発登板すると、5回70球を投げ3安打無失点、3奪三振無四球と好投し、今季初勝利を挙げた。

これで右腕は今季の成績を6試合の先発登板で、1勝1敗、防御率3.45とした。試合はパドレスが6-4で勝利。松井裕樹も息詰まる展開のなか、7回途中から登板すると、1回2/3を無安打無失点、2奪三振と好投し、今季4ホールド目をマークしてチームの勝利に貢献している。

現地紙『タイムズ・ユニオン』は同日付で電子版に試合の速報記事を掲載し、その冒頭で「負傷者リストから復帰したユウ・ダルビッシュが、5回をシャットアウトし、今季初勝利を挙げるなか、マニー・マチャドは3点タイムリーツーベースを放ち、火曜の夜にサンディエゴ・パドレスが、シンシナティ・レッズを6-4で下して、連敗を5で食い止めた」と伝えた。

続けて、「ダルビッシュ(1勝1敗)は登板を通してコマンドが冴え、3安打無四球とするかたわら、3奪三振をマークした」と、この日の右腕のパフォーマンスを要約した。

また、記事では「これでサンディエゴは、ホームの成績を7勝12敗とし、これにはナイトゲームでの2勝9敗が含まれる」と、今季のパドレスが本拠地、特にナイトゲームで苦戦していることに触れている。

一方、地元紙『サンディエゴ・ユニオントリビューン』は試合後、「ユウ・ダルビッシュとマニー・マチャドがきっちりと仕事を果たし、パドレスが連敗を5で止める」と題した記事を掲載。

その中でマチャドはダルビッシュについて、「一番大きいのは彼が健康なこと。彼が1年を通して健康であれば、(その意味の大きさは)分かるよね。15日間、戦列を離れていた彼が本調子を取り戻したのは、明らかにデカいね。僕らが再び軌道に乗る上で、マウンドへ上がるのに、彼以上の適任者はいないよ」とのコメントを伝えた。