5月4日、京都競馬場で行われたG2・京都新聞杯(G2・芝2200m)は、キズナ産駒のジューンテイクが父子で制覇を達成。父キズナもこのレースをステップにダービーを制しており、日本ダービーとは好相性のレース。賞金加算した同馬がダービーへ進むのかも注目は集まる。

京都新聞杯、勝利ジョッキーインタビュー
1着 ジューンテイク
藤岡佑介騎手
「いつもポジション取りがちょっと思っているより後ろになるということで、スタートから積極的に出していって、仕掛けて出したのでなんとか我慢してくれと思って宥めていました。道中スローで下りで一気に上がったので、中々対応するのは難しかったと思うのですが、センスのいい馬で初めての外回りでも上手に下りてくれたと思います。余力十分でしたので、直線間さえ割ってくれれば抜けれそうだなという手応えでしたし、調教の時点でやれそうだなという手応えがあったので力を発揮できて良かったです。余裕もありましたし、すごくいい馬でダービーにチャレンジ出来る馬なので頑張って欲しいと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 5月4日、京都競馬場で行われた11R・京都新聞杯(G2・3歳オープン・芝2200m)は、藤岡佑介騎乗の8番人気、ジューンテイク(牡3・栗東・武英智)が快勝した。1馬身差の2着に5番人気のウエストナウ(牡3・栗東・佐々木晶三)、3着に2番人気のヴェローチェエラ(牡3・栗東・須貝尚介)が入った。勝ちタイムは2:11.2(良)。

 1番人気で鮫島克駿騎乗、インザモーメント(牡3・栗東・田中克典)は6着、3番人気で岩田望来騎乗、ベラジオボンド(牡3・栗東・上村洋行)は14着敗退。

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ロスなく捌いて抜け出す

京都新聞杯・ジューンテイクと藤岡佑介騎手 (C)masamasa

 藤岡佑介騎乗の8番人気、ジューンテイクが最内強襲の鮮やかな抜け出しを見せた。道中は最内4番手好位で虎視眈々と末脚を温存。終始ロスなく運んで直線までじっと我慢。直線入口からぽっかりと開いた最内ラチ沿いに導かれると、そこから一気に突き抜ける走りで、嬉しい重賞初制覇のゴールへ飛び込んだ。

ジューンテイク 9戦3勝
(牡3・栗東・武英智)
父:キズナ
母:アドマイヤサブリナ
母父:シンボリクリスエス
馬主:吉川潤
生産者:ヒダカフアーム

【全着順】
1着 ジューンテイク 藤岡佑介
2着 ウエストナウ 横山典弘
3着 ヴェローチェエラ 川田将雅
4着 アドマイヤテラ M.デムーロ
5着 キープカルム 武豊
6着 インザモーメント 鮫島克駿
7着 タガノデュード 古川吉洋
8着 ギャンブルルーム 浜中俊
9着 ライフセービング 田口貫太
10着 ファーヴェント 松山弘平
11着 ハヤテノフクノスケ 和田竜二
12着 スカイサーベイ 西村淳也
13着 オールセインツ 岩田康誠
14着 ベラジオボンド 岩田望来
15着 プレリュードシチー 幸英明